先月のこと。
義母と買い物に出ていたら非通知の番号から電話がかかってきた。
いつもは取らないんだけど、何となく取らないといけない感じがして取った。
「私キャシーっていうんだけど覚えてる?
前にイベントであなたの鶴のイヤリング買ったんだけど、また欲しいの。
2つ作ってもらえる?」
イベントというのは、3.11震災の義援金を集める目的のイベントのこと。
確か開催されたのは去年の5月。
メンバーのボランティア団体の皆と一緒に出したブースで、
手作りの折鶴ピアスを販売してたのだ。
(ピアスの写真はブログ左上にもあります)
最近は仕事やら家族の事で忙しくしてたので、
他の方にピアスの制作方法を伝授して自分では作ってなかった。
でも、このキャシーさん、
そのイベントで確か10個以上まとめて買ってくれたんだよね。
そしてまた頼むかも知れないから、って電話番号聞かれて渡してたんだよね。
しかも日本人のハーフの方らしく、とても印象に残っていた。
即、快諾。
彼女は旅行に行っていたようでなかなか連絡が取れず、本日やっとお会いして納品。
ピアスの注文の理由が嬉しかった。
初めの購入時は、家族や友人へのプレゼント用にと買っていってくれていたピアス。
あるとき友人の一人が癌であることが分かり、闘病生活を励まし、頑張って欲しい!という気持ちから千羽鶴の持つ”希望”という意味を込もった私のピアスを彼女にあげたらしい。
彼女は治療の間、毎回病院に行くときにはそのピアスをして受診。
4ヶ月の長い闘病を終えて無事完治された。
そして今回、また別の友人が癌であることを知り、私のピアスをどうしてもあげたい!と思ってくれたとか。
キャシーさん自身やお友達も、千羽鶴を作ったり、鶴の飾り(天井からつるすもの等)を作って友人にあげたり、病院へ寄付したりと、千羽鶴の験を担いでいるそう。
なんだかなぁ。製作者としてこれほど製作者冥利につきる話はありませんよ!
売上の義援金が震災の被災者の方々のお役に立てば、と思ってこつこつ作ったピアス。
それが、私の知らないところで、ピアスはピアスで、癌と戦う方の希望の印となって羽ばたいていたとは。
ピアスから思いがけない恩返しを頂いたのでした。感謝☆
よかったね〜。
ReplyDeleteこちらは夏休み1日目の朝9時。
素敵な話をわけてくれてありがとう。気分ほっこり。
まきちゃん
ReplyDeleteおう、夏休み♪いいですね。私はどちらかというと、良い話を聞かせてもらうことの方が多いので、今回ちょこっとでも分けれて良かったよ。
ちょっとこの話、記事にしてもいいかな?こういう話を世間様に公表することがマスコミの役割だと思う。そう、みんなが元気になったり、思いやりの心を思い出させるような、そんな記事が書きたくなる。本当にありがとう!
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