Sunday, May 15, 2011

そういえば面白い場所に行ってたんだっけ

ストックホルム症候群」って聞いたことがある方も多いと思います。
1973年にスウェーデンのスコットホルムで起きた銀行強盗事件から名づけられたこの名前。

銀行で数人の人質をとりたてこもった犯人グループは、警官隊との衝突を何度もくり返した末に事件発生から1週間後、ようやく人質らを解放します。
しかし人質となっていた彼らは、犯人を憎むかわりに口々に犯人をかばうような証言をします。それどころか警察を侮辱するようなことさえ口にしたそうです。そしてなんと事件解決後に、人質の一人は犯人の一人と結婚してしまったとか。。。。まるで映画のようだな。すごい。

「被害者が犯人に必要以上の同情や連帯感、好意などをもってしまうこと」がスコットホルム症候群なのです。これは誘拐や監禁などで犯人と接触する時間が長い場合におこるといわれています。

そしてこの「スコットホルム症候群」の有名な事件もカリフォルニアで起きていました。
1974年、カリフォルニアのバークレーで一人の女性が誘拐されます。
彼女の名前はパトリシア・ハースト。サンフランシスコ・エグザミナー誌のオーナーである大富豪ハースト氏の長女でした。当時大学生だった彼女を拉致したのは「人民解放」を目的とする政治グループ「SLA」で、初めはただの人質として監禁されていましたが、ついに洗脳されてSLAのメンバーとなり、銀行強盗に加わってしまいます。


と、なぜこの話になったかというと、私実はこのパトリシアさんが洗脳されたといわれている現場に行ったことがあったのです。サンフランシスコにある「Radius」は旦那の女友達Sの彼氏が他の2人と共同経営しているお店。(残念ながら彼らはもう別れてしまいましたが。。)いっそのことお店の名前を「Brainwash(洗脳)」にすればよかったのに~と思ったら、すぐ通りを挟んだ向かいのお店の名前が「Brainwash」で先に取られてたんだと。。。残念。


ホームページのトップページある写真は下の見取り図の「レストラン側」に当ります。私たちが行った時は、レストランはまだオープン前で、地下室は喫茶店とレストランの間にある洗脳現場の地下室もまだ使われてないようでした。監禁場所にピッタリな雰囲気の地下室は「ワイン倉庫にしようかな?」と彼が言っていました。今はそうなってるかもしれませんが、お願いしてみたら見せてもらえるかもしれませんよ。



お友達との会話で、豪邸の話になりカリフォルニアにあるハーストさん(パトリシアさんのお父さんが建てた)のお城には100部屋あるらしい、という話題からこの話を思い出しました。。
ハースト城のサイトはココ→http://www.hearstcastle.org/ 
あの有名な映画「市民ケーン」はこのハースト父の話が元になってるそうです。

「Radius」の喫茶店に行くなら「オリジナルスパイスを使ったフライドチキン」がお勧めです。スパイスは販売もしています(私も買って来ました♪) サンフランシスコに行く機会があれば、こんな場所へ観光にいってみるもの面白いかもしれませんね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今日は旦那の祖父母を初体験の日本の焼肉店へ連れて行きます。気に入ってくれるといいなぁ~。

Have a good day!

4 comments:

  1. ストックホルム症候群は、本で見たことあるよ~。

    そんな現場が、お店になるんだね~。

    牛深だと犯罪の現場とか滅多に無いな。

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  2. kokoroさん

    私はこの事件のことは知らないまま案内されて、あとで詳しい事をググって知りました。やっぱり事実は小説より面白いよね~。

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  3. なおみっち、これはおもしろい!ふとしたきっかけでいろんなこと調べると意外な関連性などが見えてくるよね。この記事はツイッターで紹介しますね。(^◇^)

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  4. しずこお姉さま

    よろぴく♪

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